決済サービス乱立、今更聞けない初歩的な疑問【コンシェルジュコラム】

「○○ペイ」という名称のサービスが続々と登場している中で、なにがどういったサービスなのかわからなくなってしまった。といったお声が届くようになりました。
もう一度、各決済サービスについて、整理しつつ確認していきたいと思います。

決済サービスの種類

まずはこちらの図をご覧頂ければと思います。

「○○ペイ」とつくサービスの中でも、「決済端末としての○○ペイ」と、「決済事業者としての○○ペイ」があります。図では、TimesPay(タイムズペイ)やAirペイ(エアペイ)などが決済端末。PAYPAY(ペイペイ)やLINEPAY(ラインペイ)が決済事業者となります。
この中で、どの「決済端末」を導入するかによって、利用できる「決済方法」が異なってきます。図では主なキャッシュレス決済のサービスとして、クレジットカード決済・QRコード決済・電子マネー決済を取り上げてみました。再度、それぞれのサービスについて確認していきます。

クレジットカード決済について

まずはクレジットカード決済から簡単に再確認しましょう。クレジットカードにはいくつかの国際ブランドが存在しています。VISAやMaster、JCBなどといった具合です。ユーザーの中には、クレジットカードが使えるお店ではどんなカードを利用しても大丈夫。と思っている方もいらっしゃいますが、実際は、お店側が対応する国際ブランドの加盟店になっている必要があります。

例えば、お店側がJCBの加盟店になっていない。となれば、JCBのカードを利用したいお客様は決済をすることができません。ユーザー側は、利用したい店舗で、手持ちのクレジットカードのブランドで利用できるかどうか、を確認する必要があります。
とはいえ、現在クレジットカードの決済代行事業者のほとんどが包括契約を行えるようになっているので、まとめて複数の国際ブランドの決済に申込むことができ、一台の端末で様々なカードに対応することが可能になっています。

QRコード決済について

ではQRコード決済はどうでしょうか。様々なQRコード決済のブランドが立ち並んでいる昨今ですが、主だって耳にするブランド名はLINEPAY、PAYPAYなどでしょうか。最近ではauPAY(エーユーペイ)やメルペイが発表され、ますますQRコード決済のブランドは賑わいをみせています。
今後に向けてLINEPAYとメルペイが相互利用できるように開発が進んでいたり、QRコードの規格統一を目指す、といった動きはありますが、現状ではそれぞれが別個のブランドで確立しています。
クレジットカードなどのように包括契約できる端末も少ないので、一ブランドずつ加盟店契約を結ぶといった形で導入している店舗が多い状況です。
しかしクレジットカードで、VISAとMasterの加盟店になっていても、JCBの加盟店になっていなければJCBユーザーは決済ができないのと同様に、QRコード決済も単独のブランドとの契約であれば、他のブランドで決済をしたいユーザーは利用できなくなってしまいます。

電子マネー決済について

電子マネー決済も様々なブランドがあります。これも前述のクレジットカード・コード決済と同様に加盟店になっていないブランドの電子マネーは決済できません。マルチ決済端末の中でも、対応できる電子マネーブランドには差がありますので、交通系ICなのか、それともnanaco(ナナコ)やWAON(ワオン)のようなサービスなのか。ポストペイ式と呼ばれる、後払いタイプの利用ができる電子マネーなのかなど、ニーズに合ったものが利用できる端末を選ぶことが重要です。
なお、移動販売といった、所定の住所以外で決済を切る業態ですと、電子マネーが利用できないサービスもありますので注意が必要になります。

複数ブランドの導入がお薦めの理由

クレジットカード・QRコード決済・電子マネーなど、キャッシュレス決済にはいくつものブランドがあることがわかりました。より多くのお客様にお店を利用して頂きたい。となった時、これらの決済方法において、それぞれ複数のブランドを揃えておく方が効果的にアプローチができると言えます。
例えばPAYPAYだけ加盟店になっても、LINEPAYを利用したいユーザーは決済ができませんので、LINEPAYユーザーにとっては決済が出来ないお店。となってしまうのでは機会損失に繋がりかねません。
折角キャッシュレス決済を導入するのであれば、ユーザー自身が利用したい決済方法を選んで決済ができるように、幅広く環境を整えておくことがより効果的になってくると言えます。そうすることで、ここのお店では好きな決済方法で支払える。と思ってもらえるのです。

○○ペイの乱立

では、QRコード決済を導入したいので、「○○ペイ」とつく名称のサービスの全てに申込みをすればよいのでしょうか。冒頭でも触れましたが、これには「決済端末としての○○ペイ」なのか、「決済事業者としての○○ペイ」なのか、という違いがあります。「決済端末としての○○ペイ」、たとえばTimespayやAirペイなどは、マルチ決済端末と呼ばれる「決済端末」の名称です。QRコード決済のブランドとは異なりますので注意が必要です。

「決済事業者としての○○ペイ」、こちらはPAYPAY、LINEPAYなどといったサービスです。クレジットカードにおけるVISA、Masterなどといった、決済ブランド名にあたります。どれか一つの加盟店になっても、現時点では他のブランドの決済はできませんので、複数のブランドに加盟店申請をしていただくか、QRコード決済用のマルチ決済端末などを導入して頂くことがお薦めです。

マルチ決済端末

マルチ決済端末、というと、全てのキャッシュレスに対応しているかのように思えますが、現状は様々です。例えば、楽天ペイであれば「クレジットカード・楽天ペイQR・電子マネー」に対応しています。一方で、楽天ペイQR以外のコード決済、例えばLINEPAYやPAYPAYなどは決済することができません。

代わりに、「StarPay(スターペイ)」といった、QRコード決済用のマルチ端末をご利用いただく事で、複数のQRコード決済を導入することが可能です。しかし、こちらはクレジットカードや電子マネーなどは利用できません。

また、それぞれの決済方法は全て異なるサービスですので、QRコード決済とクレジットカード決済は別物です。ユーザー側が、QRコード決済をするためのチャージ元としてクレジットカードを経由させる事は可能ですが、決済手段としてはクレジットカードとは別物になりますので気をつけて頂きたい点です。

お店が本当に必要としているキャッシュレスはどういったサービスなのか。それはターゲットとなる顧客層や、商品の単価によっても変わってきます。どういったサービスを入れて頂くのが適切なのか。また、そのためにはどのような決済端末をご紹介できるのか。
ピピッとチョイスでは、お店のお悩みをお伺いして最適な決済サービスのご提案を行っています。
宜しければ、一度コンシェルジュに御相談ください。

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