売上金を素早く回収!入金までの期間が短いモバイル決済4選

クレジットカードや電子マネーによる支払いは、手持ちの現金が不足していても欲しいものを買うことができるので、消費者にはとても便利な方法です。しかし個人商店などでは、現金しか使えないお店がまだまだ多いですよね。
お店でクレジットカードや電子マネーによる支払いを受付けるためには、カードを読み取るための端末を用意しなければなりません。またカードによる売上げが立つと、カード会社へ手数料を払わなければならないので、利益が目減りします。
さらにはカード会社から売上金が振り込まれるまでにタイムラグが発生するので、黒字倒産のリスクもあります。そのため導入に踏み切れないお店も多いのです。そこで今回は、そんな店舗の不安を解消できるモバイル決済サービスをご紹介します!
この記事の目次
店舗の不安を払拭するモバイル決済サービス
お店が不安に思うことが解消されれば、もっと利用する店舗が増えるのではないか?皆さんもそんな風に思いますよね。実は店舗が抱く不安をクリアできるモバイル決済サービスがいくつも登場しているのです。
たいていは主要な6つの国際クレジットカードブランド(VISA/Master/American Express/JCB/Discover/Diners Club)に対応しており、決済手数料は3.24%~4%弱の業界最安水準に収まっています。また1つの端末でクレジットカードと電子マネーに対応できるサービスもあるので、初期費用を最小限に抑えることが可能です。売上金の入金も最短翌日、中には365日入金対応してくれるサービスまであります。
モバイルタイプの決済サービスなら、iPadなどのタブレットやスマートフォンを使って売上を管理したり、タブレット用のPOSレジアプリとの連携もできます。インターネットに接続できればどこでも利用できるものが多く、イベントへの出店や移動販売でも手軽に使えます。いずれのサービスも、カードリーダー代が実質無料になるキャンペーンを実施しているので(2018年1月現在)、決めるなら今!早速ピピッとチョイスが厳選したサービスをご紹介しましょう。
審査&入金の早さNo.1の「Square」
Square(スクエア)はスマホやタブレットのイヤホンジャックにカードリーダーを接続して利用するクレジットカード専用の決済サービスです。電子マネーには対応していませんが、その分カードリーダー代が4,980円と安価なのが特徴です。審査もスピーディなので、最短で申込みの翌日から利用可能です。
決済手数料は事業規模や実績に関わらず3.25%~3.95%。携帯電話の3G・4G回線やWifiで通信するので、移動販売やタクシーなどでも使えます。オフラインモードなら、インターネットの接続がない場所でもカード受付が可能なので、接続が不安定な場所でも安心です。
売上金の入金サイクルも非常に短く、どの銀行口座でも最短翌営業日に振り込まれるのは大きな利点です。また振込手数料が無料なので、毎日入金があったとしても、経費がかさむ心配がありません。
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Wechat Payにも対応できる「Coiney」
現在はクレジットカードのみのCoiney(コイニー)は、2018年春頃から電子マネーへの対応を予定しており、既にクレジットカードと電子マネーに1台で対応できるカードリーダー「Coineyターミナル」をリリースしています。高機能ながら価格は19,800円とお手頃ですし、スマホやタブレットとBluetoothで接続するので、ケーブルが邪魔になる心配がありません。
Coineyの決済手数料は、カードブランドによって3.24%~3.74%に設定されており、月額使用料はかかりません。インターネット回線が使えるところであれば屋内でも屋外でも使えます。また、Coineyなら簡単に決済用のWebページが作れる「Coineyペイジ」や、中国人に人気のWechat Payが使える「Coineyスキャン」も利用できます。
売上の入金は自動と手動の2種類があり、自動入金の場合は月末締め、翌月20日払い、手動入金の場合は月6回まで指定できます。なるべく早く売上を入金してもらいたい場合は手動入金を選ぶと良いでしょう。なお、売上が10万円未満の場合は振込手数料200円が発生する点には注意が必要です。
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Airレジとの連携で便利な「Airペイ」
「Airペイ(エアペイ)」はリクルートグループが提供するAirレジシリーズの決済サービスです。クレジットカードや電子マネーを1台の決済端末で処理することができます。決済端末は送料込みで19,800円(税込)と比較的お手頃です。カードリーダーはBluetoothでiPadと接続して使います。
決済手数料はカードブランドによって異なりますが、3.24%~3.74%に設定されています。電子マネーは交通系のほかiDとQUICPayに対応しており、Apple Payによる支払いも受け付けることができます。なお、交通系電子マネーを利用する場合はWi-Fi環境が必要です。(LTEや3Gなどの携帯電話回線や公衆無線LANではエラーになるのでご注意ください。)
売上の入金先は全国の銀行口座が指定でき、振込手数料は0円です。振込の回数は、振込先の銀行口座によって月3回もしくは月6回に設定されています。月末締め翌月末払いに比べると、かなりスピーディに入金されるのが利点です。
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楽天銀行口座があれば365日入金可能な「楽天ペイ」
ネットショップモール大手の楽天が実店舗向けに展開する「楽天ペイ」はクレジットカードに加えて国内の主要な電子マネーを網羅し、モバイル決済サービスとして初めて「楽天Edy」にも対応した点は特徴的です。なお2018年には「WAON」への対応予定を発表しています。また楽天ペイならバーコードを用いたスマホアプリ決済にも対応できる幅広さが魅力です。
クレジットと電子マネーに1台で対応できるカードリーダーは18,800円。決済手数料も3.24%~3.74%とコストを抑えた運用が可能です。売上金の入金口座を楽天銀行にすれば、手数料なしで365日、いつでも決済の翌日に自動入金されるのも嬉しいポイントです。ちなみに楽天銀行以外の金融機関でも翌営業日の入金が可能ですが、手数料が210円かかります。
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カード決済とアプリ決済がまとめて導入できる【楽天ペイ】
【参考】サービス比較表
Airレジシリーズ | Square | Coiney | 楽天ペイ | |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
カードリーダー代 | 19,800円 (CPで実質0円) |
4,980円 (CPで実質0円) |
19,800円 (CPで実質0円) |
18,800円 (CPで実質0円) |
月額使用料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
決済手数料 | Airペイ:3.24%~ モバイル決済:個別に設定 |
3.25%~ | 3.24%~ | 3.24%~ |
入金サイクル | Airペイ:月6回or月3回(利用口座によって異なる) モバイル決済:当月締め、翌月末1回払い |
最短 翌営業日 | 手動入金:月6回まで可能 自動入金:月末締め、翌月20日払い |
楽天銀行口座:翌日 その他:翌営業日 |
振込手数料 | 無料 | 無料 | 10万円未満:200円 10万円以上:無料 |
楽天銀行口座:無料 その他:210円 |
お店がカード決済を導入しない3つの理由
こんなにいろんな決済サービスがあるのに、現金払いしか使えない店がいまだに多いのは何故なのでしょう?これは従来のサービスが小規模店舗にさまざまな不安を抱かせる仕組みだったために、お店の経営を圧迫するものというイメージが定着してしまったせいだと思います。
初期費用の不安
カード決済の導入に際しては、専用のカードリーダー(決済端末)を用意する必要があります。例えばクレジットカードと電子マネーを一緒に導入する場合、クレジットカード用と電子マネー用の端末をそれぞれ購入しなければなりません。
決済端末をリースやレンタルにできれば、初期費用を抑えられる可能性があります。しかしカード決済の有無に関わらず、一定の月額使用料が発生してしまうので、資金の乏しい店舗にとっては懸念材料になってしまいます。
決済手数料への不安
カード決済を導入するためには各カード会社の審査を通らなければなりません。カード会社では業種や業態によって一定の基準を設けており、その基準を満たしているかどうかのチェックが行われます。
審査に通過すると、決済手数料が設定されます。たいていの場合、売上の数%が決済手数料として徴収されることになります。カード決済額が少ないと手数料率が上がる場合もありますし、手数料のほかに月額使用料が発生するケースもあります。
手数料率の相場は5%程度と言われていますが、店舗毎に個別に設定されるため、実際のところは申込みをしてみないとわかりません。あらかじめ経費の見通しを立てることは難しいので、カード決済のニーズがあっても導入に躊躇する店舗は少なくないようです。
黒字倒産の不安
お店を経営するためには、必ず運営費の支払いが発生します。業種によっても異なりますが、例えばお店の家賃や機器のリース料、人件費や仕入れ代など、それぞれの契約に支払の期日が設けられています。当然のことですが、必ず約束の日までに支払いをしなければいけません。
小売業の場合、商品と引き換えにお客様から現金をいただきます。その現金を支払いに使うので、黒字になっていれば問題なく経費の支払いに充てることができます。でもクレジットカード払いを受付けた場合には、カード会社から売上金の振り込みを待たなくてはなりません。
例えばカード会社との契約で、毎月1日~末日までの売上げを翌月末にまとめて振り込まれることになった場合、売上が立ってから入金までには最大2カ月のタイムラグが発生してしまいます。その期間に経費の支払いが滞ったり、自由に動かせる現金が調達できなければ、たとえ帳簿上は黒字でもお店は潰れてしまいます。これが黒字倒産です。
まとめ
従来のカード決済サービスは、店舗にとって不利な条件がたくさんありました。特に商品が売れても手元に現金が残らないことは、店舗運営において大きな不安材料です。でも、モバイル決済サービスなら最短翌日、遅くとも5日おきに売上金が振り込まれるように設定できるので、現金感覚でカード決済を利用することが可能です。
ところで皆さんは「カード決済が使えるようになると、平均客単価が上がる」という調査結果があるのをご存知でしょうか(参照:日本クレジットカード協会/観光立国実現に向けたクレジットカード業界としての取り組み)。特に外国人観光客は、クレジットカードが使えるかどうかでお店を選ぶ傾向があるようです。
現金しか使えない状態では、購買意欲が旺盛なお客様を自分の手で追い払っているようなものです。この記事をきっかけにカード決済を導入して、あなたのお店も売上アップを目指しませんか?
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